OLN of inokiyo.com

オルンという活動

私たちはこれまで日本の民族衣装である着物の帯を作れる環境に
誇りと責任を感じながら仕事をしてきました。そして織物の勉強を
すればするほど織物の魅力にはまっていく自分たちがいました。

いつしか「織物で私たちの日々の暮らしを彩りたい」という強い思いから
"OLN(オルン)"という生活雑貨を手がける活動もはじめました。
私たち桐生市の方言では「織るの?」と言わずに「織るん?」と聞きます。

そうです、日常を彩るアイテムを私たちなりのプロセスで織りたいのです!
私たち自身が欲しいもの、知人に作ってとお願いされたものなど、
きっかけはさまざまです。
それが織物で表現する価値のあるものならばあれもこれも織ってみたいのです!


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オルンという言葉の響き

まだまだ機械の調整に毎日悩まされていた頃のことです。
休日の工場で一人作業をしていたある日、突然思いついた言葉が「オルン」でした。

桐生の方言でもあるこの言い方は、北欧の言葉のようでもあり、
どこか懐かしく、どこか優しい響きを持っているように感じました。
とても自由で、伸びやかなイメージです。
制約の多さが魅力でもある織物という表現を用いて、
ものづくりの想像が無限に広がっていきます。

あの時、織機の修理は解決していません(!)でしたが、とてもうれしい気持ちになったのです。



コンセプト

・「優れたクラフツマンシップは美的喜びと誇りを、つくり手と使い手の両方にもたらす」
 (James L. Adams)という言葉が私たちの創作の基本理念です。

・そのため私たちは高齢化が急速に進む織物産地の現状を踏まえて、
 織機の調整、修理、あるいは織物設計のノウハウなどを
 熟練の職人たちに教えを請い、習得しました。

・ 机の上でのデザインと工場での製織、これらを一つの循環する作業として行えること
 オルンのアイデンティティであり、強みです。
 織物の現場だからこそ生まれるアイデア、醸(かも)し出されるように生まれるデザイン、
 それが理想の形だと考えています。

・素材、デザイン、織物設計を熟慮します。

・安易な模造品には手を出しません。

そして・・・
・「帯の経験をオルンに、オルンの経験を帯に」。
 日本の伝統であり、民族衣装でもある着物と帯。その製造方法、技術、感性は独特のものです。
 オルンで表現しようとしているものはそれとは異なるベクトルで生まれてくるものです。
 どちらかだけの世界にいては感じ得ない経験を常に掛け合わせ続けることで、
 新たな価値を生み出せるのではないかと期待しています。

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